みなさんこんにちは、人財開発部の川口です。

 

本日は管理職向けの内容です。

支配人・副支配人・マネージャー職の方、

興味のある方はお読みください。

題名は間違いなく映画の影響ですね。

 

 

まずはお礼

 

先週「膝が痛い」とヘルプした結果、スキルとマインドを持ち合わせた複数の優しいトレーナーに親切なアドバイスをいただき、おかげさまで回復しました。ありがとうございます!!何かでお返ししますね。

テイカーやマッチャーが多くなりがちですが、やはり貴重なギバーの影響力が正しく機能する組織にしたいです。人づくりの会社の管理職であれば、言わずもがな「自らがギバーであること」はマストです。テイカーなリーダーでは部下が不幸まっしぐらですからね。

ギバーの解説はこちら↓

https://mirai.doda.jp/series/interview/ken-kusunoki-2/

 

 

最近の出来事

 

チーフ研修第2回が開催されました。

冒頭では「チーフに求めること」の定義をお話しました。

1、言われた事もできない人

2、言われた事はできる人

3、自らの仕事を作れる人

4、人の仕事を作ってワークさせる人

5、未知の仕事を創造できる人

答えは簡単ですね。今回レベルが高かったのか「5!」と答えるツワモノがいて嬉しかったですが、最低で3、評価されるのは4ですね。その基準で育成してあげてください。

 

先週はPTリーダー研修と契約社員研修も・・

各階層、着々とステップアップの道を進んでいます。

とはいえ研修は研修でしかありません。

現場で愛情をかけてくださいね!

 

 

本日のテーマ

「目標は管理するな!」

 

こんな場面に思い当たる方は読み進めてください。

・部下が自ら考えず指示待ちになりがち

・仕事ではなく作業するだけで再現性がない

・マニュアル通りで気が利かないと思ってしまう

 

 

早速質問です。

 

上記現象においてリーダーに必要なマネジメントは?

考えてから下へ

「ドラッガーのあれでしょ」

「PDCAを回すこと」

「1on1面談する」

「どうにかこうにかして何とかする」

「KPIの管理」

「ヒトモノカネの管理徹底」

なんて答えが聞かれました。

 

 

ざっくり言うと、マネジメントとは

「組織を機能させて経営する」

です。管理とは言っていません。

 

 

まだ成果が出し切れていないリーダーの共通点は「KPIに従って各メンバーの業務を管理しています」「PDCAが回っているか管理しています」というように「管理」という答えが多いです。

 

ちなみにPDCAはですね・・「酸素を吸って二酸化炭素を吐き出しましょう」と同じレベルに「意識せずとも普通のこと」であって大前提なので間違ってはいないんですが、それは技術の一部なだけなんですよね〜なので、タスク管理という技術を未取得の場合は管理が必要ですよ。早く呼吸させてあげてください。

 

 

目標管理(MBO)とは何か?

 

目標管理(以下MBO)の考え方は以下です。

「Management By Objectives and self control」

の頭文字でMBOです。

これを「目標の管理」と訳してしまうと「対KPIにおいて数値と行動を管理する」という印象なのかもしれませんが、本当は目標を手段として経営しましょうと言っています。言葉って本当に大事ですよね。ちなみに何度も言いますが私は英語は苦手です。

 

皆さんの管理のイメージってどうですか?

強制・監視・縛る・記録・・といった窮屈なイメージを持ちませんでしょうか?現に「あなたのことを管理します」と言われて「やった〜嬉しい〜」と思う人は少ないのではないでしょうか。私は嫌ですね。嫌だからこそセルフコントロールが強いのかもしれません。セルフコントロールが出来ていないなら管理は仕方ないなと思いますけどね・・

 

 

MBOの正しい意味

 

上記の通り、そもそもノルマ主義とは全く逆で、自発的に社員が動くには?という問題意識から発生した概念なのです。ですから支配人の正しいMBOとは、メンバーが目標像を十分すぎるほど理解して、そこに向かって正しく(楽しく)動けているかを常に確認し修正することなのです。

例えば

・ショップ担当の目標像、それを達成するまでのステップ

・スタジオ担当の目標像、行き着くまでの動きと思想

というように、担当者の頭の中が目標像に向かっているか?ズレていないか?何に苦しんでいるか?を確認し、修正してあげていますか?

 

ここを怠ると「一人忙しい相撲」が始まり成果が出ず脳が休止状態に・・そうすると、近くの人の言動が気になったり、突然ネガティブになったりと、どんどん狭い視野に陥っていくのです。凡ミスが増えたら黄色信号と思ってください。

 

 

今一度振り返ってみましょう

支配人の皆さん、正しくMBOしてますか?

伝わりにくいので図にしてみました。

 

B支配人はMBO。常に目標を意識させながら、メンバーをよく観察し引き出す。結果一人一人の視座は目標に向かい主体的に高くなっていく。

A支配人は目標管理。一人一人と対峙しながら問題解決しようとするものの、マニュアルやKPI、行動の一つ一つについての問題解決になるので対立構造になりやすい。メンバーの視座が低く狭くなってしまうからです。

 

リーダーとは周囲の人を幸せにすること。どちらのメンバーが幸せでしょうか。

 

 

ドラッガーさんの思想

 

ドラッガーさんの思想は「人は自分の価値観に従い、自分の強みで社会に貢献する責任があり、それが本当の幸せである」そして忘れてはいけないのは「顧客への貢献が第一」というものがあります。

管理職の皆さん、メンバーの強みを活かして(見つからなければ引き出して!)運営しましょう。

 

 

 

もっと組織を機能させたいなら・・

 

「ティール組織」や「OKR」といった組織マネジメント手法に注目が高まっていますが、当社は基本MBO(目標管理)を軸とした組織マネジメントなので、本日はMBOについてお伝えしました。支配人の皆さんなら知識として持っておくと役に立つと思います。是非読んでみてくださいね!

次回も階層別の内容です!また来週〜

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