働き方改革がホットワードになりだした頃から、よく耳にするようになった「エンゲージメント」
社員の定着、組織の強化の為、定期的にエンゲージメントサーベイを行う会社も増えています。
部下を持ち人財を管理する立場ともなれば、基礎知識として持っておきましょう。
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エンゲージメントとは?
約束、契約という意味もありますね。エンゲージメントリングっていいますよね。
企業で使う場合は社員満足度、愛社精神などと捉えるケースが多いように感じますが「組織と個人が一体となり相互成長すること」です。
エンゲージメントサーベイは、社員アンケートから組織診断として数値化したものです。
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従業員満足度調査との違い
従業員満足と混同されることが多いのですが、満足度調査は主に
- 福利厚生(給与・休日など)
- 労働環境(シフトや通勤など)
- 人間関係(チーム内の雰囲気など)
これらに対する満足度を知る為に行うものです。
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エンゲージメントの種類
エンゲージメントには「従業員エンゲージメント」と「ワークエンゲージメント」があります。
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従業員エンゲージメント
正確な定義はありません。日本特有の文化が影響している様で海外とも異なります。
主に
- 組織との一体感や人間関係(社会的欲求)
- 評価の満足度
- 業務関与の度合い
などが挙げられます。
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ワークエンゲージメント
没頭度というと理解しやすいかもしれません。
私が使っているサーベイにも「没頭」「活力」「熱意」という項目があります。
- 没頭→夢中になるくらい熱量があるか
- 熱意→やりがいを感じているか
- 活力→仕事をすると元気になるイメージ、出勤が楽しみ!
こんな項目です。
これは私の解釈ですが、エンゲージメントサーベイは過去の振り返り、ワークサーベイは未来への指標というイメージがあります。
前者は労務も絡みマイナス要素をなくす目的、マズローで言うと社会的欲求を整え承認欲求を呼び起こすもの。
後者はプラスを生み出すヒント、マズローで言うと自己実現への促しと感じており、後者の項目を多くした方が本当の意味での「相互成長」による組織強化につながると考えています。
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サーベイの目的
そもそも何の為に調査するの?という原点に立ち返りますと、
- もちろん離職抑制、継続促進
- 業務パフォーマンスの向上
- 組織への関与・愛着心の強化
この3つをもって業績を向上させつつ、個々の人生の満足度も上げていこうというものです。
サーベイを実施するときは、この概念の中で今組織では何が問題なのか?を念頭に選択されると良いでしょう。
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