川口です。
最近残ったワードに「成長したいと言いながら行動が伴っていなかった」があります。
研修後に複数の方から聞いたので印象に残ったのかもしれません。
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私のサービスは主に若手対象・・・
と謳うことが多いのですが、面白い現象があります。
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若手か若手じゃないか問題
例えば、自分の社会において周囲に年上の多い環境の人は、いつまでたっても自分を若手と認識するので30歳の意識はバリバリ若手だったりします。
一方、組織が若い場合、同じ30歳でも年下ばかりなので、自分のことを全く若手と認識していない、なんならもうベテランもいいとこと認識していたりします。
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周囲の環境に自己認識が大きく左右されている。
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前者は謙虚さが無くならず、先輩から常に吸収できる。後者はリーダーとしての経験値が上がり鍛えられるというそれぞれのメリットがあります。
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デメリットとすれば、自己認識における年齢を成熟度と勘違いしてしまうことです。
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私の言う「若手」は経験値→成熟度がまだあまり高くはない人のことです。
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人を年齢で見ることはあまりないのですが、これは私の常識なだけで伝わりにくかったですね。盲点でした。
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年齢ではなく成熟度
幅広い年齢層を観察して思いますが、年齢・経験値・成熟度がリンクしていかないと苦しむケースが多々あるなと。
自己認識と実際の能力のズレです。
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早いうちから本質を見抜いて成長スピードが早い人もいれば、
年齢を重ねていても数年間あまり変化のない人がいるのも事実です。
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これを成長意欲の問題だ!当事者意識だ!
と捉えることが多いですが、
何が差になるのか?
私なりの一つの解があります。
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「知・情・意」の成長
やたら三位一体のフレームが多いので混乱する方も多いかもしれません・・
マインド・スキル・ナレッジもそうですし
CS・ES・PLもそうですね。
心・技・体。あと・・・
栄養・休養・運動!
人って「3つ」が好きなのかもしれませんね。
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知・情・意とは・・
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何が一番大切ですか?と聞かれれば、
私は「意」と答えます。
これがその人の行動の基準を決めるからです。
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智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
これは夏目漱石「草枕」の一文です。
「成長したい」という人と多く触れ、久々に読み返してみました。
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知性だけがあっても、無味乾燥な仕事しかできない
(でも無いと成果が出ず対価を得られない)
感情だけで仕事をするのは迷走
(でも無いと情熱がわかない)
意思だけでは仕事にならない
(でも無いと詐欺に近い)
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社会人の教育に携わってきて、
- 早期に周囲に評価される人
- 大事な時に必要とされる人
- チャンスに指名される人
その特徴は、どなたも知・情・意がどれも欠けることなく成熟または伸びている人でした。
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自分のどこが弱いのかを認識
単純にスキルやナレッジが足りないので「知」から着手したくなるところですが・・実は仕事に影響を与えるのは「意」と「情」が多いのです。
一人で完結する仕事はないですからね!
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どんなに技術が高くても、些細な一言で関係が悪化してしまったり、
善悪の判断がおかしくて信頼を失ったり、
ありがとうやごめんなさいを言えなくて人が離れていったり、
配慮や根回しが足りずに協力してもらえないのでは仕事の成果は出ない。
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これは対顧客もそうですし、対部下・上司もそう。
そして取引先もそうです。
組織の中にいると、取引先という概念を持ちにくく閉鎖的な価値観になりやすいですが、自分の常識と社会の常識は違う事が多々あり、自ら取りに行かないといつまでもズレたままになってしまいます。
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こればかりはOJTで誰かが正解を教えてくれるということは少ないでしょうから、
・この仕事の本質は何なのか?
・人に気持ちよく動いてもらうには?
と日々考え実行してみて、フィードバックを多くもらう事。そこから新たな学びを得ることが成熟につながります。失敗万歳です。
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「成長したい」というのであれば、3つ全てにマインド・スキル・ナレッジが必要だと覚えておきましょう!
自分が今啓発すべき内容が見えたらアンテナを立てて、本屋にでも行きましょう。
自分でヒントを見つける行動がとれるといいですね!
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ではでは。