社員のやる気のなさや、成果への執着のなさにお悩みの企業が非常に多いですが、この場合いきなり社員を変えるは困難。

会社の制度やシステム・社員教育の仕組みを変えることから考えてみてはいかがでしょうか。

特に社員教育の在り方や仕組みを変えること、見直すことは大変重要で、会社の利益に貪欲になる社員を育成する出発点になります。

そこで今回は、会社の利益に貪欲な社員を育成する成長マインドセットについてご紹介いたします。

利益に貪欲な社員の成長マインドセットとは

「マインドセット」という言葉には、以下の2種類があります。

  • 硬直マインドセット
  • 成長マインドセット

硬直マインドセットは、生まれ持った性格や能力のことで、後から変えることはできないというものです。

これに対して、成長マインドセットは努力することで自分の意思で人生を変えることができるというものです。

一昔前まで、人間は産まれた瞬間に脳細胞の数が一番多く、年齢を重ねるにつれてどんどん減少していくと考えられていました。

しかし現代では、人間の脳は変わることができるしなやかさを持っていると考えられるようになり、使えば使うほど特定の領域が増えるなど、トレーニングを行うことで成果を得ることができます。

社員が利益に貪欲になれないとお困りの企業は、この成長マインドセットを社員教育に取り組むことで、社員の考え方や性質・性格を向上させることが期待できます。

では、成長マインドセットを社員研修に取り入れるにはどうすれば良いのでしょうか。

1、正しい所で努力することを伝える

成長マインドセットは「努力すれば人生が変わる」という考え方ですが、ただ努力するのではなく、正しいところで努力をすることを伝えることが大切です。

努力しても結果がでないところで努力するのではなく、結果に繋がるポイントで努力するように教育しましょう。

2、社員のやる気のなさを責めない

やる気がない。飽きっぽい。…このような社員の性質に悩んでいる企業が多いことでしょう。

しかしやる気がないということは、楽しみややりがいを感じていないということです。

また、飽きっぽいならどんどん新しいことに挑戦できる環境を整えることで、社員のモチベーションを上げ、パフォーマンスを引き出すことができます。

まとめ

社員のやる気や飽きっぽさにお悩みの企業は、社員を変えるのではなく、社員を取り巻く環境や制度などを見直し、社員のやる気を引き出す仕組みを作ります。

その第一歩として、社員教育で成長マインドセットを取り入れた教育を行い、社員に努力すれば変わることができることを伝えてみましょう。

次回はそんなマインドセットにオススメなコンテンツをご紹介します!

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