社員が喜んで仕事をする組織を作ることができれば、社員のパフォーマンスを引き出すことに成功し、結果として業績アップなど良い効果を発揮します。

では、どうすれば社員が喜ぶ組織を作ることができるのでしょうか?

社員が喜ぶ組織を作るメリットとその方法

社会生態学者のピーター・ファーディナンド・ドラッカーによると

「組織は目的ではなく手段」

「問題は、その組織は何かではなく、その組織は何をなすべきかである」

組織の本質として最も重要なのは「組織の具体的な目標」であると述べています。

目標を設けることで見通しが立つので、社員はモチベーションを高めながら仕事に取り組むことができます。

モチベーションとは「意欲」や「動機づけ」という意味で使われる言葉で、モチベーションが高ければ仕事の成果(パフォーマンス)が引き出されると言えます。

ここまでの紹介で分かるように「社員が喜ぶ組織」とは、

  • 組織の具体的な目標を決める
  • 見通しが立つことで社員のモチベーションを上げる
  • モチベーションを高めることで、パフォーマンスが引き出される
  • 結果として、社員が自発的に業績を改善する・業績を上げることができる

ということになります。

では、具体的にどうすれば社員が喜ぶ組織が作れるのでしょうか?

具体的な分かりやすい目標を決める

  • 今期は〇〇を〇〇の規模で行う
  • 今期は〇〇の活動を行う 等

ここで言う具体的な目標とは、売り上げ目標や利益目標などの目標ではなく、『何をすれば結果として売り上げなどの結果に繋がるのか』を考え、その目標を自分たちが作る形に設定します。

仕事の改善の仕組みを作る

  • パフォーマンスの測定
  • 測定結果の報告
  • 報告されたデータの分析

機械化やシステム化で一人で行えるようにしたり、数日かかっていた作業を1日で終わらせるようにするなどして、一人の“良いやり方”を全員で共有できる改善の仕組みを作ります。

改善は意外と地味な行いも多く評価されにくいので、拾う仕組みが肝心です。

評価方式を作る

社員のモチベーションを上げるためには、結果に対して評価することを忘れてはならない。

この評価は上司の好き嫌いで行われるのではなく、仕事のやり方や改善の仕組みなどデータに基づいて評価を行います。

まとめ

社員が喜ぶ組織を作ることで、会社の業績アップに繋がります。

良い組織の本質的な意味を理解し、社員が喜んで仕事をする組織を作りましょう。

今週のアヒル先生