こんにちは、川口です。
今回は前回の続き・・・
キャリア・アンカーは自分自身についての認識……自己概念(セルフイメージ)です。
シャイン先生、多くの理論でお名前を拝見するのですが相当な研究量なんですよね。自分のやりたい事に没頭するって幸せ度が高いな〜と感じます。(それだからこその苦労はもちろんあると思いますが・・)
では参ります!
特定の仕事に対する高い才能と意欲があり、専門家として能力を発揮することに満足と喜びを覚えるタイプです。
このタイプの人たちは、職種を変えた途端に能力が発揮できないことがあります。幸福度・満足度共に低下・・THE.専門職というやつです。
なので、マネジメント業務には魅力を感じません。研修担当としてはピカイチだけど、プロジェクトマネジメントは不得手。という感じです。人のマネジメントより自分の知識をマネジメントしたほうが楽しい!という人です。
・
経営者や上位管理職になることが価値あることと考える「出世志向」があるタイプです。特段一つのスキルに特化して突き詰めようという思考は薄め。
マネジメント対象が専門能力の高い人だったりするので、人のマネジメントにおいて相手の特性を掴まず管理しようとしてつまづく人が多い印象です(完全に個人的な意見)
・
自分のやり方、自分のペースを守って仕事を進めることを大切と考えるタイプ。集団行動のための一定の規律が求められる企業組織に属することは好まず、何かしらのスキルを追求して独立したりします。
私は独立していますが、意地でも自分のペースを守りたい!のような頑固さは特にありませんね。割と柔軟に好きな組織に所属したりしています。
・
安定第一。安全で確実、将来の設計が大凡見えており、落ち着いた気持ちで仕事をしたいと考えるタイプ。公務員や大企業が一番!と考えていたりします。
誰もが安定は求めるのですが、優先順位が圧倒的に高いという事です。実際大企業であっても安定とは言えないのですが、急に認知を変えるのは困難かもしれません。
・
ズバリベンチャーですね。新しいサービスを開発する、資金を調達して組織を立ち上げる、既存事業を買収するといった事を考えるタイプ。
起業家・発明家、そして音楽や芸術家ですね。ハナから組織には属さないかもしれませんし、社内ベンチャー狙いという感じですね。3の独立タイプと違うところは、目線が社会に向いているところ(3は自分に向いていたりします)なので、自分を犠牲にすることはすんなりできたりします。
・
何らかの形で世の中を良くしたいという価値観を大事にしているタイプ。
社会福祉、教育や医療・看護などの分野を目指す人がここに当たります。「社会起業家」は、社会的問題を、営利事業を通じて解決していくことを目的とするので、事業を立ち上げることは社会貢献の手段です。そこが「起業家的創造性」のタイプとは志向が全く違う点です。6のふりした5はよく見かけますね。
・
「挑戦」を求めるタイプです。冒険家とか、身近なところですと体を極限まで大きくしたり小さくしたりする人。
不可能と言われるほど燃える、障害を乗り越えたり、難解な問題を解決することなどを追求したい。常に困難を探して選び、特定の仕事や専門性にこだわらず自由に挑戦し続けることが美学です。特徴は「負けず嫌い」
・
ライフワークバランス!仕事と家庭、公私のバランスが大事。
結婚し、産休育休もしっかり取りながら仕事もしっかりこなして両立します。それが一番優先すべきことであり、その範囲の中でやりがいを見つけ、充実した人生を送ります。
・
という8つのキャリアアンカーについて毎日考える人はいないでしょう・・考えるとしたら節目です。
ふと内省したときに振り返ってみたり、恋人ができたとき、または別れたとき、結婚したとき、または別れたとき、転職活動の際考えてみたりです。
ポイントは「最初の就職活動の時はわからない」という点です。ある程度社会活動に参加した結果、自己理解が深まって初めて気づく自分もいると思います。
ポイントは「カッコつけないこと」だと考えています。どれが正解という話でもないし、「私はこうです」と明確に自覚している人の方が目指すものがわかりやすく人生の満足度が高い傾向があります。どんなアンカーでも在り方が大事。
・
例えばですけど「ライフワークバランスを重視するから絶対市役所で働きたい!=市役所で働けなかったら幸せになれない」という固定概念があるとします。
極端な例ですが、こういった認知はよく目にします。
ここでの本質は「ライフワークバランス重視」という点であり、市役所ではないということです。であれば例えばベンチャー企業でも職種や働き方によっては自分のスキルを磨いて業務委託という方法もあるかもしれません。
本質を見極めて人生を豊かにするための「キャリアアンカー」是非ご自身はどんな在り方を優先したいのか、考えてみてください!