みなさんハイサイ!・・・じゃなかったこんにちは。人財開発部の川口です。まだ寒い。沖縄ロスです。
今週はリフレッシュ休暇明けからそのまま東京へ向かい任務を果たし・・
愛知に戻って内定者研修からの昇格面接、キャリア面談に新卒説明会と・・
あれ、海の中にいたのは1ヶ月前だっけ?と錯覚するような一週間でございました。情けない事にたまに脳がフリーズしてところどころ記憶が曖昧です・・・
人財開発部の年間の仕事最大のピークは3月から5月なので、これからずっとこんな感じが続きます。こういう時は本当に凡ミスが起きやすいので、栄養運動睡眠を意識的に強化しリスクヘッジを図ります。
新卒説明会ではもうベテランになりつつあるプロジェクトメンバーが活躍してくれ、年々改善を重ねて良いものを作っていけそうです。やはり「好きこそものの上手なれ」ですね!
さて今回はクオリティビジネスパーソンシリーズの2回目、テーマは「品格」です。
周囲にヒアリングしてみましたら、「品格」と聞くと「上品」と連想する方が多かったです。この二つをごっちゃにしないようにしましょう。
上品の例
1、身だしなみや立ち居振る舞いなどの外見関連の事
例)「上品なパール」「上品な所作」「上品な食べ方」など。
2、考え方など内面の事
例)人に親切である、他人と比較しない、人の良いところを見るなど。
3、行動に関する事
例)言葉が美しい、物を丁寧に扱う、悪態をつかないなど。
上品は「目に見えるもの」が多いですね。
品格は「上品」とは少々ニュアンスが違います。
ここでエリックエリクソンさんの説を紹介しましょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/エリク・H・エリクソン
品格は課題を乗り越えると得られるもの。
確かに「品格のある子供」とかあまり聞きませんね。
課題を乗り越えるのは個人だけでなく組織にも当てはまるというものです。そしてただがむしゃらに乗り越えるのではなく、そこに「徳」があるかがポイントです。
virtue(徳・品格)⇄vice(悪徳)
徳というのは、これをする事で誰を助けたり喜ばせたりできるか?と考えて行動する事。反対の悪徳は「嘘」「詐欺」など人を欺いて自分が得をしようという事ですね。
何となく業務を作業化せず「誰のため?何のため?」を常に考えているか?と自問自答する事からスタートすると良いでしょう。
組織としての品格は「世の中の課題解決のために真摯に取り組むこと」
個人としては「自らの課題を乗り越え続けること」と言えそうです。
では課題を乗り越え続けるにはどうしたら良いか?と考えてみましょう。
はいそうです。行動ですね。
何かが起きた時(事実)に対して改善のための行動をするから結果が変わる。だから行動しよう!間違いありません。
知識が足りないから勉強をしよう。
数値結果が思わしくないからとにかく行動しよう。
痩せたいから食事の量を制限しよう。など。
しかし、行動というのは意図していなければ継続しません。継続しなければ結果に到達しない。また、もしかしたら行動自体が誤っている可能性もあります。なので課題を乗り越えるためにまずすべきは・・・
行動に必要な意欲の源となる「解釈」を見直す事なのです。
解釈というのは時に「思い込み」「見ないふり」「勘違い」などの要素を含んでいる場合があります。
・このくらいでいいだろう
・まだ大丈夫だろう
・もうダメに違いない
・自分なんてたいした事ない
・自分は皆よりイケてる
といったものです。この解釈によって物事を判断し、全ての行動をコントロールしています。なのでまず課題を乗り越えるには自分の解釈の癖や特性、度合いを知る事が大切なのです。ネガティブになりやすい、過大評価しやすいというのも解釈の特性です。
キャリア面談で多い質問に
「何をしたら評価されるのか?」
「どんな本を読んだらいいか?」
というものがあります。
すぐに答えが得たいのはよくわかります。その答えは
「自分の解釈が正しいか周囲と摺り合わせ、そして行動に移す勇気」なのです。なぜ勇気なのかというと、自己評価が正しいかどうか知り受け容れる事だからです。
今日は品格を得るため、高めるために必要な要素の一つを紹介しました。クオリティビジネスパーソンシリーズはまだまだ続きます!
また来週〜